公務員を知る
公務員試験制度の概要
公務員の種類

公務員の種類は「国家公務員」と「地方公務員」に大別されます。
それぞれの職種は多岐にわたり、採用試験や職務の性質、また適用される法律なども異なってきます。
いずれの仕事も国民の生活に密接に関わるもの。“国民全体の奉仕者である”ことが、すべての公務員に共通する大前提といえます。

国家公務員と地方公務員

いわゆる中央省庁やその出先機関※1といった国の機関などに勤務するのが国家公務員、都道府県庁や市役所、町村役場をはじめとする地方公共団体などに勤務するのが地方公務員です。現在の日本の公務員の数は約332万人で、国家公務員が約58万人、地方公務員が約274万人と言われています。

事務系職と公安系職

公務員は、「官公庁などで事務に従事する仕事」である事務系職と、「社会や人々の安全を守る仕事」である公安系職とに大別されます。公安系職は、国家公務員では刑務官や皇宮護衛官、自衛官などが含まれ、地方公務員では警察官、消防官が含まれます。

事務系職と公安系職

公務員試験は、年齢などにより受験できる試験が異なります。国家公務員では一般職試験と専門職試験があり、それぞれに大卒程度と高卒程度の試験があります(大卒程度には総合職試験もあります)。また、地方公務員でも上級・中級・初級と言ったように受験区分が異なってきます。例えば、国家公務員一般職(大卒)では「21歳以上30歳未満」となっており、年齢が条件を満たせば受験できます。従って試験の名称では「大卒」「高卒」などになっていますが、あくまで「大卒程度」「高卒程度」という意味であり、原則的には学歴に関係なく希望の試験が受験できます。(試験によっては学歴要件を設けている場合があります。)ただし、このうち総合職・国家一般職(大卒)や上級・中級と呼ばれる多くの試験では法律や経済など、国家一般職(高卒)や初級試験では課されない専門試験を受験する必要があります。専門試験の難易度は非常に高く、受験生の負担は大きくなります。また、総合職・国家一般職(大卒)や上級・中級のライバル達には多くの難関大学の在籍や卒業生が含まれており、一般に国家一般職(高卒)、初級試験よりもかなり難易度の高い試験になる傾向があります。

総合職、国家一般職(大卒)、上級が「幹部コース」となりますが、最近では募集区分に関係なく実力を持つ職員は昇進させるように変わりつつあります。また、多くの官公庁でこれら総合職、国家一般職(大卒)、上級試験採用者と国家一般職(高卒)、初級試験採用者が机を並べて仕事をしており、採用後の頑張りによっては大きな仕事をまかされる可能性が広がっています。給与についても、国家公務員の俸給表(給与について定めた一覧表)では、大卒採用の1年目職員と、専門学校1年課程卒4年目の職員は原則として同じ給与となります。要するに学歴・職歴に空白期間がなければ、原則年齢が同じであれば大卒であろうが専門学校卒であろうが同じ給与となります。

2 公務員試験制度の概要

公務員試験は試験日程が重複しなければ、いくつでも併願受験が可能です。職種をあまり絞り込みすぎず、例えば、「事務系」「公安系」といった大きな枠で考えると、挑戦できる試験の数も増え目標達成の可能性も広がるといえます。「とにかく公務員になりたい!」という人は併願受験にチャレンジするのも一手なのです。

受験パターン〈併願受験〉

受験資格について

高校3年生で公務員受験をするあなたへ

3 公務員試験の出題分野とその内容を知ろう!

公務員試験の問題は、出題範囲が幅広く、高校の授業では学習したことのない科目も含まれるのが特徴です。ここでは、まず出題分野とその内容について説明します。

知識や知能に関する能力をみる試験です。特に、知能分野では、高校の授業では履修しない科目が出題されます。

文書の記録、集計、照合、分類、整理などの事務的な業務を行う場合の適性をみる試験です。

国語力や論理的な思考力を判断するとともに、受験生の個性や社会に対する問題意識をみる試験です。

受験生の人間性や内面性、物事の見方・考え方、礼儀・作法・態度・話し方を判断するための試験です。近年では、採用判断における重要度が増しています。

過去の試験問題にチャレンジ!

教養試験の問題は、「知識分野」「知能分野」の2分野に大きく分かれます。「知識分野」には、高校で一般的に履修する科目(政治経済、日本史、世界史など)が出題されますが、「知能分野」では、高校では履修しない科目が出題されます。「知能分野」で出題される科目は、「文章理解」「判断推理」「数的推理」「資料解釈」の4科目で、「知識分野」の科目に比べ配点が高いのも特長です。

4 「将来は公務員になる」と決心した高校3年生のあなたの進路は?

将来の目標を「公務員になる」と決めた場合、高校3年以降の進路は以下の3つとなります。
それぞれに、受験できる試験や内容に違いがありますので、参考にしてください。

高校の授業では履修しない試験科目があるので、夏休みなどの休暇を利用して公務員試験の独特な科目(一般知能系科目)を勉強する必要があります。

公務員試験専門に集中して勉強することができます。限られた時間を有効に使い学習できるので、合格率も高くなります。
※中級を受験する場合は、受験資格に該当することが条件

高校卒業程度(専門学校卒業を含む)に比べ、試験科目が大幅に増加し、難易度も高まりますので、より専門的な試験対策を行う必要があります。

大学進学(卒業)後の公務員受験の概要

公務員試験の受験資格は、おおむね年齢による制限があります。よって、高校卒業後と大学進学(卒業)後では受験できる試験が異なります。

大学卒業程度で受験できる試験では、「教養科目」に加え「専門科目」を受験するケースがあります。また教養科目の難易度も上昇します。高校卒業程度(専門学校を含む)で受験できる試験に比べ、より専門的な試験対策が必要です。

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